2023年9月16日放送の満点☆青空レストランでは、岩手県陸前高田市の「イシカゲ貝」が紹介されました。
東日本大震災から約12年、日々前に進み続けている岩手県陸前高田市。
「イシカゲ貝」は震災で1度は全滅したものの、全国の人々に味わってもらいたいと、浜一丸となって養殖を再開し、奇跡の復活を遂げました!
今回の名人は、約30年前にイシカゲ貝の養殖を全国で初めて開始した小泉豊太郎さん、熊谷信弘さんです。
ゲストは木村昴さん。
この記事では今回の極上食材、岩手県陸前高田市の「イシカゲ貝」の魅力とお取り寄せグルメ情報をご紹介します。
ぜひご覧ください。
岩手県陸前高田市「イシカゲ貝」とは
「イシカゲ貝」の正式名は「エゾイシカゲガイ」といい、市場では石垣貝(イシガキガイ)で通っています。
寿司ネタで人気の高い、トリ貝の仲間の二枚貝です。
陸前高田市の広田湾が全国唯一の養殖産地という幻の貝。
生息範囲は北海道から茨木県にかけて太平洋岸と広いものの、岩礁のくぼみなどに生息していることから天然物は採りづらく、流通している大半が養殖の陸前高田産になります。
水揚げできるのは、7月~10月のみ。
期間も産地も限定された、超希少な貝なのです。
桁違いの旨みと希少性から東京の寿司店では、一貫1,000円もの値が付くこともあるそう!
ホタテの甘みと、アサリの旨みを兼ね備えるという究極の貝なんです。
ダンスが得意!
イシカゲ貝は、何とも奇妙な動きをする貝^^
水揚げ後も貝から身をだしてニョキニョキと動き回り、足でダンスを踊っているような姿から、イシカゲダンスといわれているそうなんです。
お寿司屋さんでも、運が良ければ見られるかも。
ネット上では「キモかわいい」と話題になっているそうですよ^^
肉厚プリプリ食感
とり貝に似た身はやわらかくプリプリ。
噛むたびに旨みが口の中に広がり、鼻にぬける磯の香りがこの貝の美味しさです。
イシカゲ貝は香り、甘み、旨みが最高の海の恵みといえます。
栄養価が豊富
イシカゲ貝は、栄養価がとても豊富なことも大きな魅力です。
カルシウムや鉄分、さらに良質なたんぱく質も含まれているため骨や血液の健康をサポートする効果が期待できます。
また、ビタミンやミネラルも豊富に含まれているため、美容や健康を意識する方にもおすすめです。
おすすめの食べ方
トリ貝に似た身は甘みが強く、高級寿司のネタとして重宝されています。
そのまま生で食べることはもちろん、サッと湯通しするとさらに甘みが増しておすすめです。
また、ソテーや鍋料理など様々な料理法を楽しむことができ、特にイシカゲ貝の味噌汁は、濃厚な出汁とまろやかな味わいを堪能することができます。
「イシカゲ貝」名人のこだわり
全国で前例のない「イシカゲ貝養殖」。
名人は研究を重ね、手探りでたどり着いたこだわりがありました。
養殖砂は川砂
砂を入れた養殖カゴを、海につるして養殖するイシカゲ貝。
海の砂は締まり、貝は窮屈で居心地が悪いため、気仙川で取っている粒の荒い川の砂を利用しています。
半年に1度水揚げ
養殖カゴを、半年に1度水揚げし、ふるいにかけ、サイズごとに選別しています。
約2年半かけて大きく成長するイシカゲ貝。
粒が大きく育つよう、養殖カゴの中の貝の量を半分程に減らし海に戻しています。
重労働ですが、手間暇かけた作業が、大きく肉厚なイシカゲ貝を育てる秘訣です。
「イシカゲ貝」が育つまで
広田湾内にある、イシカゲ貝の養殖場に出発です(^^♪
風や波の影響が少なく広田湾では、近くを流れる気仙川から栄養のある水が流れ込むため、貝のエサになるプランクトンが豊富。
エサに恵まれ、大きくおいしいイシカゲ貝が育つそうです。
クレーンで引き揚げた養殖カゴは、発泡スチロールでした!
砂の重さは30㎏~40㎏となるため、発泡スチロールの軽さと浮力が適しているそうです。
粒の荒い川砂を入れた養殖カゴを海の中につるすしておくと、春先天然の幼生が入り込み、約2年半かけて大きく育てます。
半分天然、半分養殖なんですね。
クレーンで引き揚げた養殖カゴを掘ってみると、大きなイシカゲ貝がゴロゴロ出てきました。
自然に入った稚貝も入っていました。
すると貝から身をだして、ニョキニョキと動き回るイシカゲダンスに驚きです(^^♪
足を使って、砂の中に潜るための動きだそう。
2年半育てたイシカゲ貝は、大きい!
出荷サイスは5.5cmだそうです。
名人がさばいてくれた「イシカゲ貝」を試食してみます♪
昴さんから「うわーうまーい!コリコリしているんだけど、中身はとろーっと口の中に広がる感じ!これはうまい!」
大輔さんも「うわーうまーい!めっちゃ好き!あまーっめちゃめちゃ味濃い!」
貝の足がよく動くので、筋肉が発達して、コリコリ感があるという。
肉厚で食べ応えも抜群!
「イシカゲ貝」のお取り寄せ情報
震災から復活した奇跡の貝!
イシカゲ貝の冷蔵品は、楽天市場で購入できます。
興味のある方はぜひ試してみてください。
石垣貝(エゾイシカゲ貝)500g 冷蔵品 [いしがきかい,いしかげかい] 価格:3,564円 |
本格的な大人の味!
香ばしくトーストしたバゲットや、辛口のワインにピッタリ!
楽天市場では、ふるさと納税の返礼品として「イシカゲ貝のアヒージョ」をお取り寄せできます。
陸前高田市の夏の恵みを味わってみてはいかがでしょうか。
価格:10,000円 |
「イシカゲ貝」を使った絶品料理
「イシカゲ貝」を使った絶品料理をご紹介します。
イシカゲ貝の握り寿司
まずは「イシカゲ貝の握り寿司」を、陸前高田市の鶴亀鮨の大将、阿部和明さんが腕を振ってくれました。
お店では年中「イシカゲ貝ない?」とお客さんが来るのだそうです。
コリコリした食感とホタテをしのぐともいわれる強烈な甘みは一度食べればとりこになるそう。
イシカゲ貝の生と炙りの寿司に、大輔さんと昴さんは大興奮!
炙りはさらに旨みが凝縮され香ばしいお味に。
生の握り寿司から頂くと「うわーうまーい!味濃い!」と大輔さん。
炙りを頂くと、「醤油つけてないのに、何なんですか、この香ばしさというか弾力もすごい!」と感動の昴さんでした。
レシピは以下の通りです。
★エゾイシカゲ貝の寿司(8カン)
【材料】
- エゾイシカゲ貝 8個
- 酢飯 適量
- わさび 適量
- すだち 1個
- 醤油
【作り方】
- 貝をよく洗う、4個は生のまま殻から外してヒモと内臓を取り、開く
- 4個は炭火でさっと焼き、1と同様に開いておく
- 寿司を握る
- 炙りにはすだちの皮のすりおろしを乗せ、すだちを搾って完成!
イシカゲ貝のピリ辛蒸し
イシカゲ貝の濃厚な出汁を味わう「イシカゲ貝のピリ辛蒸し」。
熊谷名人の奥様、熊谷敦子さんと、小泉名人の娘さん、小泉公枝さんが腕を振ってくれました。
ニンニク、バターが、イシカゲ貝の出汁と相性抜群です!
青唐辛子でピリ辛に。
蒸し焼きにすると、アサリのような旨みたっぷりのエキスがあふれ出します。
「うわーうまーい!こんなおいしい酒蒸し食べたことないです!」と感動の大輔さん。
昴さんは「プリプリですね食感が!」。
さらに「追いスープいっていいですか?」と貝でスープをのみつくすお二人は、おいしくて笑いが止まりません(^^♪
レシピは以下の通りです。
★イシカゲ貝のピリ辛蒸し
【材料】
- エゾイシカゲ貝 8個
- にんにく 2片
- 生青唐辛子 1/2
- 青ネギ 適量
- 酒 100cc
- バター 10g
- ゴマ油 大さじ1
【作り方】
- 貝をよく洗う
- にんにくはみじん切り、青唐辛子は半分に切る、青ネギは小口切りにする
- フライパンにゴマ油とにんにくを入れて火にかけ、香りが出てきたら貝、唐辛子、酒を入れ、フタをして蒸す
- 貝の口が開いたらフタを外してアルコールを飛ばし、バターで香りづけする
- お皿に盛り付け、青ネギをちらして完成!
イシカゲ貝のふわふわ揚げ
小泉名人の娘さん、小泉公枝さんが「イシカゲ貝のふわふわ揚げ」を披露してくれました。
ふわふわの秘密は卵白を使った衣です。
卵白に塩を加えメレンゲを作ったら、小麦粉・片栗粉を混ぜた衣に合わせます。
ふわふわの揚がったイシカゲ貝に、昴さんは「冬服みたいな、イシカゲ貝がダウンコート着たらこんな感じみたいな」と表現^^
「ふわふわですね!軽さがいい!衣に包むことで旨みがギュッと閉じ込められるのがいい!」と昴さん。
レシピは以下の通りです。
★エゾイシカゲ貝のふわふわ揚(4人分)
【材料】
- エゾイシカゲ貝 8個
- 卵白 1個分
- 塩 小さじ1/2
- 小麦粉 大さじ2
- 片栗粉 大さじ2
- 水 大さじ3
- 揚げ油 適量
【作り方】
- 貝をよく洗う。殻から外してヒモと内臓を取り、開く
- ボウルに卵白と塩を入れ、角が立つ程度まで泡立てる
- 別のボウルに小麦粉と片栗粉、水を入れてよく混ぜ合わせ、2のメレンゲの泡を潰さない様に混ぜ合わせる
- 貝に衣を付け、180℃の油で揚げて完成!
イシカゲ貝の貝飯・いちご煮風広田椀
本日の乾杯メニュー♪
イシカゲ貝をたっぷり使った「貝飯」と、イシカゲ貝とウニの出汁がきいたお吸い物「いちご煮風広田椀」です。
油あげ・ニンジン・新生姜など定番の具材に、生のイシカゲ貝をたっぷり入れて炊き込みます。
炊きあがった貝飯には、イシカゲ貝のバターソテーをトッピングして、超贅沢な貝飯!
貝飯と貝汁で、最高の定食が出来上がりましたね(^^♪
貝飯を食べた昴さんは「貝のエキスが旨みがご飯にしみわたってますよ。生姜の風味も効いてて、ここに味の濃い、バターソテーがめちゃめちゃよく合います!」
いちご煮風の貝汁も「すごい!めちゃめちゃおいしい!」
出演者全員が大絶賛でした(^^♪
★エゾイシカゲ貝飯(4人分)
【材料】
- エゾイシカゲ貝 8個(4個は炊き込み、4個は飾り)
- 油揚げ 1枚
- にんじん 1/2(500g程度)
- 新しょうが 30g
- 米 2合
- かつおだし 300cc
- 薄口醬油 大さじ1
A
- 酒 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 塩 小さじ1/2
仕上げ用
- 醤油 大さじ1/2
- バター 5g
- みつば 適量
【作り方】
- 米をよく洗い、30分浸水した後、ザルにあげておく
- 貝をよく洗う。殻から外してヒモと内臓を取り開く。炊き込み用の具4個は3つに切る、ヒモは塩もみして水で良く洗う
- 油揚げとにんじん、新しょうがは千切りにする。(ひねしょうがの場合は水にさらす)
- 土鍋に米と油揚げ、にんじん、しょうが、Aを入れてかき混ぜ、上に切った貝とヒモを散らす
- フタをして中火にかけ、沸いたら弱火にして10分程度炊く。その後そのまま10分蒸らす
- フライパンにバターを入れて火にかけ、溶けてきたら飾り用の具をさっと焼き、醤油で香りづけする
- ごはんを混ぜ、お茶碗によそう。飾り用の貝と刻んだみつばを乗せて完成!
詳しいレシピを知りたい方は↓
まとめ
今回は、岩手県陸前高田市「イシカゲ貝」について、お取り寄せ情報を含めまとめました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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